AGS
RECRUITING
キャンペーンを導入した背景

税理士としてAGSで活躍するために

写真 左) 廣渡 嘉秀 AGS税理士法人 統括代表社員  右) 和田 博行 AGS税理士法人 統括代表社員

AGSグループでは、2023年度から税理士試験受験生応援キャンペーンを実施しています。受験生を経済的に支援するほか、勉強と仕事を両立させるための環境作りを進めています。キャンペーン開始の背景やAGSで働く環境などについて、AGS税理士法人のトップ2人に話を聞きました。

AGSグループにはどんな特徴があるでしょうか。
廣渡

AGSグループは、「AGS税理士法人」と、「株式会社AGSコンサルティング」を中核とする、日本発の総合型アカウンティング・ファームです。約100人の税理士と約100人の公認会計士、約200人のコンサルタントが所属し(2024年1月時点)、それぞれが専門性を発揮しながら、分け隔てなく一緒になって仕事にあたっています。
AGSといえば、コンサルティング会社、という印象も強いかもしれませんが、グループの祖業は会計事務所です。1970年の創業以来、税務は核となる仕事で、多くの税理士資格者をそろえて業務に注力しています。クライアントは個人の方から上場企業まで幅広く、個人事務所ではなかなか経験できない難易度の高い案件にも取り組んでいます。

どうして税理士試験受験生応援キャンペーンを始めたのでしょうか。
廣渡

税務業務は近年、著しく高度化、複雑化しています。毎年の税制改正に加え、企業活動の国際化なども進み、特に、規模の大きな法人に対する税務業務の難易度は一気に上がりました。税務の専門家として活躍できる場面や必要性は増え、AGSの税理士たちが日々、難題に立ち向かっている一方で、税理士試験にチャレンジする方の数は、この10年間で4割程度減っています。税理士という職業の魅力が伝わっていないのではないかと残念に思います。
税理士は手に職をつけられ、大企業にもインパクトを与えられる仕事です。税理士業界は捨てたものではないというのをより多くの方に知ってもらいたいです。税務業務を成長、発展させるためにも、税理士試験に挑戦するやる気のあるメンバーを応援したいと思い、キャンペーンの開始を決めました。将来的にはAGSの税理士としていかんなく力を発揮してほしいです。

和田

税理士の仕事がAIにとってかわられるという話題もありますが、代替される可能性がある業務は申告書の作成などのごく一部に限られるでしょう。税理士は、税務という知識をもって専門家として経済や社会に役立てる資格です。「和田さんだからこそいろいろ聞きたい」と言ってもらえるのが、経営層と私たちとの強いパートナー関係です。AIに脅かされない税理士の仕事のゾーンは大いにあります。業界にもっと若い人を迎え、AGSでプロフェッショナルとして活躍できる機会を提供したいです。

受験生が受けられるサポートや働く環境はどうなっていますか。
廣渡

予備校などの受講費用を支援したり、科目合格者には5万円、税理士登録資格を満たして登録したメンバーには10万円の報奨金を支給したりと、経済的な支援を行うとともに、仕事と勉強の両立に関する相談窓口を設けるなど、全社を挙げて受験生を応援します。

和田

退勤後には社内会議室や自席を講座の受講や自習に使え、試験前には12日間の試験休暇を付与しています。2023年5月からは、始業と終業時間を調整できる「フレックスタイム制」対象のメンバーのうち、必ず働かなければならない時間帯「コアタイム」を原則、廃止しました。制度の範囲内で勤務時間を調整できるため、より勉強と仕事の両立がしやすい環境になりました。AGSで働きながら合格を果たしている先輩は毎年出ていますので、安心して入社いただきたいです。

仕事のやりがいはどんな時に感じますか。
和田

クライアントの多くは経営層の方々です。仕事を通して社長に頼られたり、信頼関係を築けたりしたときには、大変やりがいを感じます。税理士は、経営層が社内での相談が難しい時にお話をうかがったり、一緒に経営課題を解決するプロセスに関われたりする責任のある職ですね。

廣渡

税コストを抑えたいという経営者は多いですが、中には特典のある税制もあります。設備投資をしながら税額控除を受けられる場合もあるなど、経営者が得をする税務情報も少なくありません。経営者が経済活動をするにあたって、専門家としてサポートできるのが税理士の強みです。経済をしっかり見られる立場という、社会的な評価がある仕事でもあります。

和田

税理士は、独立した公正な立場から、国民の経済活動の事実を正しく認定し、複雑な法令を正しく適用した上で、国民の義務である納税を支援する専門家です。国家の財産基盤を支える社会インフラとして重要な役割で、憲法が保障する国民の財産権を保護するという側面もあり、とてもやりがいがある仕事です。大切な財産の一部を社会のために役立てていただくわけですので、納税者に納得感のある納税をしてもらうことも、大切な役割です。

AGSで税理士になったら、どのように成長していけますか。
廣渡

AGSでは、中小企業やスタートアップ、大企業の幅広い業種の税務に携われ、一筋縄ではいかない難題にも対応する機会があります。経営者と対等に会話ができるようになる、経営コンサルティング能力が鍛えられ、経営者と渡り合えるような活躍もできます。
教育にも注力しており、最新の税務・会計に関するトピックをアップデートする「FSR」というオンライン研修を週に1度、開いています。2007年から続いている研修で、私がファシリテーターを務めています。毎週、各事業部から注目すべきトピックを募り、今後の動向や会社としての対応などについて、数百人が参加する場で議論を交わしたり、情報共有をしたりしています。
国税庁で勤務していた十数人の外部顧問にも加わっていただく勉強会も定期的に開催しており、様々な立場の方から最新の知見を得る機会も多くあります。

和田

FSR研修は、税理士の資質維持と能力向上のために義務付けられている年間36時間の研修時間の一部として認められています。AGS独自の教育プログラムも体系化しており、得た知識をさらにアップデートし続けられる会社です。

受験生へのメッセージをお願いします。
廣渡

AGSは、税理士法人として日本のトップランナーでありたいと思っています。手に職をつけたい方、日本で有数の税理士になりたい方など、やる気のある方にはぜひAGSで活躍してほしいです。大学院で税法などの研究を行い、一部の受験科目が免除となっている方も歓迎です。独立開業する道ももちろんあります。人生の選択肢が広がる税理士の資格にぜひ挑戦してみてください。

和田

税理士の資格は、社会に出る上で武器になります。有資格者として企業内でも活躍できる税理士への第一歩を、AGSで踏み出してほしいですね。

※ 役職及び記事の内容は2023年7月時点のものです。

廣渡 嘉秀 (ひろわたりよしひで)

AGS税理士法人 統括代表社員
公認会計士・税理士

1967年

福岡県生まれ

1990年

早稲田大学商学部卒業

センチュリー監査法人(現新日本監査法人)に入所

国際部(ピートマーウィック)に所属

1994年

株式会社AGSコンサルティング入社

2008年

株式会社AGSコンサルティング代表取締役社長に就任

AGS税理士法人統括代表社員に就任

和田 博行 (わだ ひろゆき)

AGS税理士法人 統括代表社員
税理士

1967年

大阪府生まれ

1991年

法政大学法学部卒業

株式会社AGSコンサルティング入社

2011年

株式会社AGSコンサルティング取締役
MS事業本部長に就任

2020年

株式会社AGSコンサルティング常務取締役営業本部長に就任

AGS税理士法人統括代表社員に就任

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